【現役11年目が解説】ドラッグストアの登録販売者のお仕事 

この記事はPRを含みます。

今、密かに人気の資格「登録販売者」。

でも実際の仕事内容がイマイチピンとこない。


資格を取ったけど実際どんなふうに活かせるのかな。

ちょっとお仕事を覗いてみたい!


そんなあなたのためにリアルな登録販売者のお仕事を紹介!

ちゃんしい

私は現役ドラッグストア店員11年目。
現在のリアルな現状をお伝えします。


この記事を読めばドラッグストアで働く登録販売者がよりイメージできるようになります。


もちろん良いことも悪いことも洗いざらいお話ししますので最後までお付き合い下さい。

ここで紹介するのは、ドラッグストアの1つである私の職場でのお話です。企業によって働き方も違うはず。登録販売者の働き方の一例としてご覧ください。

目次

ドラッグストアの登録販売者の仕事内容

基本はレジ・品出し・掃除。

これが日々のルーティン。

その合間に、お客様からお薬の相談があったりします。

その他の仕事としては

  • 季節ごとの棚替え
  • 売り場作り
  • 賞味期限チェック
  • 価格表示貼り替え
  • 電話対応

など。

品出しはハード?

ドラッグストアといえど、食料品や洗剤などの品出しが大半を占めます。


特に飲料水、トイレットペーパーなどは頻繁に品出しする必要があるのでハードかもしれません。

お店にもよりますが、女性スタッフは化粧品売り場での仕事もあるため、ハードな品出しは男性スタッフを中心に行うところも。

基本立ち仕事

PC 業務もありますが基本は立ちっぱなし。慣れない方にはキツいかもしれません。

ちゃんしい

パートの方が60歳過ぎても元気に働いているお店も多いです!

資格があれば有利?

登録販売者不足の場合には資格を持っている人を優先的に募集している場合もあります。

詳しく説明しますね。

資格があるだけで採用される場合も

「登録販売者」は薬(第3類医薬品、第2類医薬品)を扱う店舗に必ず必要です。これは法律で決まっています。もちろん薬剤師さんがいる場合は不要。

ただ、薬剤師さんのお給料は高い!朝や19時以降などは「登録販売者」だけしかいない店舗が多いです。

特に現在はドラッグストアに調剤薬局が併設されています。そのため薬局が開いている時間だけは薬剤師さんがいるけれどそれ以外の時間は「登録販売者」で回している店も多いですね。

つまり、薬剤師さんがいない時間は必ず「登録販売者」がいなくちゃいけない。急な欠員が出た場合でも、誰かしら「登録販売者」がいないと店を開けられないんです!

けっこう重要ポジションですよね!

ちゃんしい

シフト上、店舗に数名は登録販売者が必要!

もちろん、パート・正社員問わず「登録販売者」資格を持っていればOK!

資格プラス実務経験を一定時間満たしていないと、管理者要件を満たした登録販売者とみなされないので注意!資格を取っただけでは登録販売者(研修中)。実務経験を経て正式な登販となります。

採用されてもお薬に関わる仕事ができない?

ドラッグストアのお仕事の大半はレジと品出し。

登録販売者の資格をとっても、お薬に関われないことも。店に何人も資格を持っている人がいる場合、多くの人はお薬とは関係ない品出しやレジ業務をすることになります。

せっかく資格をとってもお薬に触れる機会がないので、覚えた知識もどんどん忘れていってしまう可能性が。

登録販売者でも薬の担当にならない?

実際、私が働く店舗では・・・

資格を持っている人の中で実際にお薬に関わる仕事をしているのは、その半分以下です。

だからこそ、お薬の成分の違いや、飲んではいけない人など基本的なことも分かっていない「名ばかり登録販売者」は多く存在します

そうならないためにも資格を取ってから、実際にお薬に触れて勉強を続ける必要があります。

ちゃんしい

11年目でも日々勉強。
新しいお薬が出たり、お薬の区分が変わったり(第一類が第二類になる、など)常に情報をアップデートしていく必要があります。

どうやって勉強すればいい?

特に実際にお客様の悩みや要望を聞いて、こちらが勉強になる場合も多いです。

「妊娠中の方にはこれをすすめれば良いんだ」とか

「眠くならない鎮痛薬はこれか」とか

お客様の要望を聞いて、学ぶ機会が生まれるので積極的に声をかけてみることが大切ですね。

とはいえ、時間に余裕がないのも事実。

働く環境によって難しければ1日1回でも良いのでお薬に触れる時間をとるように工夫してみましょう。

ちゃんしい

商品の裏面を見て成分や「してはいけないこと」を確認するだけでも勉強になりますよ!

薬剤師ではないから中途半端?

登録販売者、という資格名が世間にあまり浸透してないのも事実。

お客様

「あの〜薬について聞きたいんですけど薬剤師さんですか?」

と聞かれるのも日常茶飯事。どこのお店でもあるあるです。

確かに、調剤のお薬や飲み合わせには回答できないので中途半端なのかもしれません。

お客様からの質問によっては、どこまで登録販売者が対応して大丈夫で、どこからが薬剤師対応なんだろう、と曖昧なことも。

そんな時は・・・

OTCの専門家として割り切ろう!

登録販売者はあくまでも市販のお薬についての専門家。以下の質問は薬剤師さんに確認してもらうようにしましょう。

・調剤のお薬との飲み合わせ
・調剤のお薬と同じ成分の薬は?
・要指導・第一類医薬品の詳しい説明

とはいえ最近は

店舗で「カロナールください。」なんて言われることも多々。

カロナール(総称名)=アセトアミノフェン(一般名)

くらいは覚えておいた方が良いですね。

ちゃんしい

脱線しますが、コロナ禍になってからアセトアミノフェン製剤の市販薬がすごく増えました!

今まではタイレノールくらいしか紹介できるものなかったのにたくさん市販薬が!タイレノールもパッケージが赤になり強そうなイメージに変わりました!

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薬剤師じゃなくでも知っておいた方がいいこと

先ほど言ったように、よく聞く医療用医薬品の名前は知っておいた方が何かと便利です。

例えば

リンデロンV(外用薬 ステロイド剤)
ゲンタシン軟膏(外用薬 抗生物質)

リンデロンVG (ステロイド+抗生物質)

ヒルドイド(保湿剤)


最近は医療用医薬品の成分を市販薬として販売する商品も増えています。

↑分かりやすく画像入れるために掲載しています。

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ノルマはある?

販売目標はあります。

ドラッグストアの利益商品は主に医薬品と化粧品です。これらには月の販売目標や予約目標があります。

実際には目標が高すぎて達成できないことも。

目標が達成できない時は?

空気を読んで自ら買うこともありますが、ダメなときなダメなまま行きます。笑

空気を読んで・・・みたいな感じです。私が働くいているところはノルマというほどシビアではないので、頑張ってダメなら仕方ないか、という感じで済ませてます。


お店によりますね。

高いものを押し売りしてる?!

そんなことはありません。

特にお薬では販売を強化する商品は主にPB(プライベートブランド)の商品。大手メーカーと同成分でお値段が安くなっているものが多いです。

このような商品は、おすすめしやすく、お客様もより安い商品を購入できるのでWINWINです。

働いてて嫌なこと(個人的に)

ドラッグストアの登録販売者として働いていると当然嫌なことも。

クレーム

一番凹むのは理不尽なクレームをもらった時です。

例えば

商品が欠品している場合。
薬剤師が不在でロキソニン(一類医薬品)が販売できない場合。

どうにもならないことで謝るしかないですが、ご納得されないお客様が一定数。

客商売なので仕方ありませんが、精神的に参ることも多々あり。

これは接客業ならあるあるなので仕方ないところですね。

勤務時間が不規則

シフト制のため、勤務時間が不規則になります。早番、遅番という感じ。生活リズムが崩れやすいですね。

働いててよかったこと(個人的に)

働いていると嬉しいこともたくさんあります。

お客様に感謝される

以前、私がお薬をご紹介したお客様が後日来店され、「こないだもらったやつ、良かったよ、効いたよ」と言われることも。

お薬の紹介には100パーセントの正解がないため、後日声をかけてもらえると嬉しいですよね。

平日に休みがある

基本、年中無休のため休みが平日に多くなります。

平日は、どこも空いています。案外平日休みが好きな方も多いのでは?

逆に、土日休みの人と休みを合わせるのが難しいという面も。

まとめ

ドラッグストアの登録販売者のリアルなお仕事についてご紹介しました。

店舗によって環境や仕事内容は異なるものの、大体こんな感じかな〜とイメージしてもらえたら嬉しいです。

「登録販売者」という資格は中途半端に見られがちですが、この資格を持っている人がいないと薬を販売する店は成り立ちません。

ホームセンターやスーパーでもお薬を取り扱う店舗も増えています。今後も需要は増えてくのかなと感じています。

資格自体は独学でも通信講座でも取得できますが、実際にお薬に触れて働くのが知識として身に付きやすいです。


そういった意味ではドラッグストアで働くのはオススメかなと思っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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